◆体が喜ぶ2つの影響

炭酸泉の体への影響は大きく2つあります。

1つ目は「外からの影響」です。
炭酸泉は肌や髪と同じ弱酸性であるため、体の表面に対して肌や髪の引き締め効果、
臭いのもととなる雑菌の繁殖を抑えるなどの効果が期待できます。
毛穴の汚れもきれいに落ちるので、美白効果にも繋がります。

 

 

2つ目は「中からの影響」です。
お湯に溶解した炭酸ガスが体内に入り、血管をマッサージする効果で、末梢血管の拡張に繋がり血行促進し、
細胞の活性化、新陳代謝が高まるなど、本来の力を引き出すことに繋がります。
それだけでなく、老廃物や毒素、不純物が排出されるのでデトックス効果や、
体もポカポカ感が持続し、自律神経にも作用してリラックス効果も抜群です。

 

◆「高濃度=気泡の数」の誤解

炭酸泉というと、炭酸の泡がその濃度に影響していると連想されがちですが、実はお湯に溶解している目に見えない炭酸ガス(二酸化炭素)が影響しています。
スーパー銭湯の炭酸泉に入ると、全身に包まれる気泡はお湯に溶け込んでいない炭酸ガスなので、全くといって良いほど体内に影響はないのです。
逆に、炭酸泉が肌に触れる面積が減るということで、炭酸泉に詳しい方は手で気泡を払いながら入浴しています。

◆毎日何度も長期的に

近年、炭酸泉は炭酸入浴剤の多様化や、ヘアサロンなどの炭酸ヘッドスパ、スーパー銭湯の炭酸泉などで体験ができ、身近になってきました。
しかし、こういった利用シーンは効能よりバスタイムを楽しむものであり、毎日利用できるものではないため、どうしても炭酸に期待する影響は一時的なものに限定されます。

炭酸泉は「毎日」「何度も」「長期的に」使うことで、そのメリットを得ることが期待できます。
だから年々、自宅のおふろに炭酸泉装置を購入する人が急増しているのです。

◆炭酸泉の楽しみ方

①朝~午前中に炭酸泉浴をするのが一番良いと言われています。

午前中は、血圧が上昇しやすいので、朝に炭酸泉に入れば血圧が上昇しにくく、心臓や血管への負担が少なくなります。
また、血液もサラサラになり、心筋梗塞や脳梗塞などの予防に繋がると言われています。

②高濃度炭酸泉のお風呂に10~20分入ります。

短くても最低10分以上は入浴してください。休憩を取りながら、2~3回入浴しての合計10分以上が効果的です。

③まめに水分補給をしてください。

炭酸泉につかっていると、とても体が温まるので、気づかないうちに大量の汗をかいています。
水分補給を怠ると、血液中の水分が不足し、ドロドロ血になる恐れがありますので、入浴前、入浴中、入浴後とこまめに水分を取るようにしましょう。
常温のお水が最適ですので、可能であればミネラルウォーター、常温の炭酸水もおすすめします。